男性不妊に関してまとめてみました【その2】

4.精子も老化もするし傷つきもする

最近話題になっている「卵子の老化」と同様に、実は精子も年齢を重ねると老化するということが独協医大越谷病院（埼玉県）泌尿器科の岡田弘教授らのグループによって発表されました。その結果、３５歳未満の男性の精子では約７割に活性化能力があったが、３５～３９歳では６２％、４０～４４歳では５２％、４５～４９歳では３９％と、３５歳を境に低下しました。また男性の精子ＤＮＡは酸化ストレス（活性酸素の攻撃）によって、傷つけられ、損傷率が高くなると、受精しづらくなり、受精しても途中で受精卵の成育が止まったり、妊娠しても流産しやすくなったりしてしまいます。

5.男性不妊の食生活

質の良い元気な精子をつくるためには食生活にも気をつけましょう。最近の食生活は、ファーストフードなどのジャンクフードに頼りがちですが、そういった食生活は改めて、精子の運動率をあげるために玄米や、精子の老化や抗酸化に大麦、精子量を増やすシャタバリなどを含む食品を摂ることが重要です。とにかく不妊治療を行なうには、まず、バランスの取れたちゃんとした食事をすることが大事です。また、ついつい職場で缶コーヒーを何本も開けてしまう…という男性も要注意。ブラックではない缶コーヒーには多くの糖質が含まれ、肥満の原因にもなります。関連記事▶妊活コーヒーで男性も妊活スタート

6.精子生成に良くないこと

アルコール…過度のアルコール摂取は、男性ホルモンや精子の量が減少させるおそれがあります。飲み過ぎは性欲を減少させ、精液の減少と運動率の低下させる原因にもなります。 タバコ…喫煙をしている人はしていない人に比べ、精子の数が減少し、精子の運動率を低下しているとも言われています。 ストレス…人間はストレスを感じる事により、身体に様々な影響がでます。いかにストレスとうまく付き合い、心の安定を図りながら生活を行うことが大切です。ストレスフリーな時代ではないのはわかっていることではありますがリラックスしての入浴などをしてストレスを解消しましょう。 ブリーフやボクサーパンツ…精巣は温めすぎては良くないので精巣に熱がこもりやすいブリーフやボクサーパンツには注意しましょう。いかがでしょう？仕事が忙しい男性こそ、不摂生が続いて男性不妊の原因になるようなことが多くなります。奥さんのサポートで、不妊が解消できるように頑張りましょうね！