妊活のはじめかたその3【基礎体温で見る体の状態】
前回、基礎体温の測り方について、お伝えしました。
»妊活のはじめかたその2【基礎体温をつけてみよう】
今回は、基礎体温表の読み方です。
【youtubeでも見れます】
基礎体温からわかる自分の体の状態
基本的には、このようなグラフが出来上がるはずなので、これを元に説明していこうと思います。
このグラフは、月経期からスタートしているのですが、生理が始まるころから排卵までは、体温が低くなります。
これを、低温期と言ったり卵胞期と言ったりします。
この頃、使われなくなった子宮内膜が剥がれて出血する…これが生理なのですが、同時に卵胞が大きくなっていきます。
排卵するための準備を始めているのです。
そして、ここ、一度体温がガクンと下がることが多いのですが、このころに排卵しています。
正確に排卵しているかどうかを調べるにはクリニックで見てもらうか、排卵検査薬を使う必要があります。
そして排卵すると、一気に体温が上がり、高温期、または黄体期と呼ぶ時期に入ります。
この時期に、子宮内膜が厚くなり、赤ちゃんを迎えるベッド、つまり受精卵が着床しやすい環境を整えています。
受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら7日から10日かけて子宮内膜に着床開始します。
着床が完了するのはそこから更に数日後。そこで初めて妊娠が成立となります。
精子と卵子が結びついて、受精したとしても妊娠ではないのですね。
受精や着床しなかったら
もし、受精しなかったり、受精しても着床しなかった場合は、排卵から約2週間後に生理がきます。
子宮内膜が剥がれ落ちて血液と一緒に出てくるのですね。
体温も低くなり、また低温期・卵胞期としてスタートしていきます。
受精後、着床したらしばらく高温期の状態が続きます。
生理が来ないので、その時点で妊娠の可能性はあるのですが、基礎体温を見ても高温期が続くので妊娠が期待できますね。
以上が、基礎体温のグラフのみかたです。
基礎体温がバラバラなグラフ
おそらく、不妊で悩んでいる女性の約半数は、綺麗なグラフではないかもしれません。
例えば、このように低温期が長いグラフ。
通常は排卵日を境に体温が一気に高くなりますが、徐々に徐々に体温が上がってグラフが二層にならない感じです。
低温期は卵胞を大きく育て排卵する準備をする期間なのでそれが長いということは、卵胞がなかなか育ってくれていない可能性があります。
私がまさにこれでした。
生理はズレたりしないので、単純に卵胞期が長くて黄体期が短かったです。
なかなか排卵しないので、当たり前ですが受精も着床も妊娠もしません。
不妊で悩んでいる人に多いグラフだそうです。
クリニックでホルモン治療をしてもらうか、体質改善などで体を整える必要がありますね。
次は、高温期が長いグラフ。
高温期は、排卵後に受精卵を子宮内膜で迎える準備期間なのですが、この期間が長いとそのまま妊娠となります。
なのに、生理が来てしまう場合があります。
これは、黄体ホルモンが過剰に分泌されている恐れがあり、病気ではないのですが、基礎体温が乱れていると妊娠しづらくなるので病院に相談したほうがいいかもしれません。
最後に、このようにガタガタなのに高低差が一定なグラフ。
通常、基礎体温は二層に分かれているのですが、このように常にガタガタな場合があります。
このような方は、そもそも生理不順だったり、無排卵だったりします。
妊娠するのが難しくなってくるので、できるだけ早くクリニックでの治療、もしくは体質改善をおすすめします。
実際は、このような綺麗なグラフにはならないので、不安になることもあるのですが、お医者さんに見せると「ちゃんと二層になってるねー」と言われることもあります。
なので、自分だけで判断せずに、基礎体温を測ったらクリニックでお医者さんに見てもらいましょう。
妊活をスタートしたら、基礎体温図ってクリニックへGO!これは基本ですね。
それから、少しでも妊娠しやすい体作りのために体質改善などもしていきましょう。
妊娠しやすい体作り
一番大事なのは、旦那さんと排卵前にタイミングをとることですが、それ以外の過ごし方も重要です。
1.質のいい睡眠
日本人は睡眠時間が短いと言われています。
仕事や家事に追われたり、好きなテレビやスマホでのネットサーフィンで睡眠時間が削られていませんか?
妊活中なら睡眠を大事にしましょう。
7時間以上睡眠をとるといいですよ。
寝ている間にホルモン分泌を促して、妊娠しやすい体づくりをしていきましょう。
2.バランスのいい食事
食事からとる栄養素は体にいい影響を与えてくれます。
「まごわやさしい」とタンパク質とビタミンを意識的に取っていきましょう。
ま…豆類、味噌など
ご…ごま、ナッツも
わ…わかめ、海藻類
や…野菜
さ…魚
し…しいたけ、きのこ類
い…イモ類、かぼちゃも
自炊が苦手な方もいると思いますが、赤ちゃんが生まれたら自炊必須です。今から少しずつお料理できるようにしましょう。
食べ物だけじゃなく、飲み物も重要です。
ジュースやコーヒーばかり飲んでいる方は、妊活にいいお茶に変えてみるのはいかがですか?
それがこちら「妊活ベビ待ち茶」。
その名の通り、妊活している方のために作られたお茶になります。
ルイボス、黒大豆、たんぽぽ根、生姜、ゆず皮、ローズヒップ、コーン、ネトルなど8種のハーブ配合。
今ならお試し980円で購入できちゃいます。
3.適度な運動
体を動かして血行を促し冷え性を解消しましょう。
なかなか子供ができない方で冷え性はとっても多いです。
ですが、激しい運動は活性酸素を増やすのでほどほどに。
活性酸素が増えると卵子の老化につながります。
4.ストレスの軽減
ストレスは不妊の原因になるという研究結果があります。
仕事でのストレスがある場合は、妊活を機会に見直してみましょう。
働き方の見直しは、子育て中も重要になってきます。
旦那さんとの関係にストレスがある場合も、早めに話し合いをしておくといいですよ。
ぜひ、妊活スタートの参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!